なぜブログなのか
私は日系大手メーカーの子会社に勤め、本社へ出向という形で働いている。
立場としては、少し特殊だ。
子会社と本社。
同じグループでも、見える景色は驚くほど違う。
評価軸、期待値、給与テーブル、会議の空気感。
同じ「会社員」でも、立ち位置によってこんなにも違うのかと感じる場面が何度もあった。
どちらの立場も経験しているからこそ見えることがある。
それはきっと、貴重な経験だと思っている。
そして30年弱の人生の中で、
決して順風満帆とは言えない経験もしてきた。
納得できなければ引かない性格ゆえの衝突。
会社とのトラブル。
劣等感と悔しさ。
「まあ仕方ない」と流せない。
飲み込めない違和感を抱えたままではいられない。
その結果、揉めることもあった。
でも、それも含めて自分の人生だ。
その感情を、どこかに残したかった。
なぜ“日記”では足りなかったのか
私はメーカー勤務だ。
自分が関わった製品は、確実に世の中に出ている。
店頭に並び、誰かの生活の一部になっている。
それは誇らしい。
でも、それは
「みんなで作った作品」であり、
「会社の作品」でもある。
もちろん、その中には自分の仕事がある。
しかし、それは自分“だけ”の作品ではない。
組織の一部としての成果だ。
それとは別に、
自分の名前で積み上がるものが欲しかった。
ただの日記では足りなかった。
今日何をした、何を食べた。
それではなく、
そのとき何を感じ、何を考え、どう変化したのか。
自分の人生を、
追体験できるレベルの解像度で書き残したいと思った。
大げさかもしれない。
でも、自分が生きた証を、自分の責任で残したい。
そう思った。
副業として、なぜブログなのか
副業の選択肢は多い。
動画、物販、投資、スキル販売。
その中でブログを選んだ理由は、極めて現実的だ。
参入障壁が低い。
初期投資もほとんどいらない。
その代わり、簡単には稼げない。
収益性が特別高いわけでもない。
むしろ、継続できる人がほとんどいない世界だと思っている。
ブログ収入は基本的にストック型。
書いた記事が積み上がり、やがて資産になる可能性がある。
一方で、会社員の給与はフロー型。
毎月安定して入るが、積み上がるものではない。
私は今、本業の収入がある。
だからこそ、焦らなくていい。
短期で回収しようとは思っていない。
時間や場所、人間関係に縛られず、自分のペースで積み上げられる。
それが今の自分には合っている。
それでも、可能性はゼロではない。
もし爆発的に伸びることがあるとすれば、
会社員という枠組みの上限を超えられるのは、
こういう場所かもしれない。
その可能性に、ほんの少しだけ賭けてみたい。
収益効率も意識はしている。
自分が本当に使って良いと思った愛用品は紹介したい。
ただし、それは「売るため」ではなく、
自分の人生を構成している要素として残したいからだ。
お金以外の目的
もちろん、収益化は目指している。
でも、それ以上に大切にしているものがある。
思考を言語化すること。
経験を整理すること。
曖昧な違和感を、曖昧なままにしないこと。
会社では、評価されるのは成果物だ。
数字や結果だ。
でもブログでは、
評価されるのは思考そのものだ。
それが面白い。
まだ私は20代だ。
これから経験は増えていく。
思考もきっと変わる。
今正しいと思っていることが、
数年後には違っているかもしれない。
その変化の過程も、丸ごと記録したい。
成長も、迷いも、失敗も。
人生をコンテンツ化する、と言えば大げさかもしれない。
でも、何も残さず消えていくより、
自分の軌跡を積み上げていきたい。
こんな人に読んでほしい
若者の考えを知りたいと思っている人。
これから社会に出る学生。
そして、同じようなことで悩んでいる同世代。
会社員として働きながら、
「このままでいいのか」と一度でも思ったことがある人。
そんな人に、届けばいい。
会社員だけでいいのか
仕事は嫌いではない。
むしろ好きだ。
でも、
仕事に人生のすべてを預けたいわけではない。
会社員という立場は大切だ。
今の仕事にも感謝している。
それでも、問い続けたい。
会社だけで人生を決めたくない。
答えはまだ出ていない。
でも、問い続ける場所として、
私はブログを選んだ。
いつか振り返ったとき、
「あのとき始めてよかった」と思えるように。



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