
こんにちは、Kです
今回はかなり具体的な数字を出していきます
賃貸の退去費用は、言われた通りに払うしかないと思っていないでしょうか。
今回、私は退去時に 107,081円 の請求を受けました。
ただしこのうち ハウスクリーニング費33,000円 は会社負担だったため、実際に争点となった修繕費は 74,081円 です。
最終的に支払ったのは 13,011円。
交渉の結果、修繕費は大きく減額されました。
この記事では、実際にどのような見積が来たのか、どのように確認し、どこが減額されたのかを体験談としてまとめています。
こんな人へ
・退去費用の見積を見て「高いのでは?」と感じている人
・原状回復費用は交渉できるのか知りたい人
・退去費の見積の見方を知りたい人
退去立ち会いのときの話
退去トラブルの話を調べていると、
「立ち会いのその場でサインを求められる」というケースをよく見かけます。
修繕費の見積を提示され、よく分からないまま署名してしまう。
一度サインしてしまうと、その内容に合意したとみなされ、後から覆すのが難しくなると言われています。
そのため、私も退去の立ち会いでは少し身構えていました。
ただ、実際の立ち会いは思っていたよりもあっさりしていました。
管理会社の担当者が部屋の中を一通り確認し、壁や床、設備の状態をチェックしていきます。
特に細かく指摘されることもなく、立ち会い自体は10分程度で終了しました。
このとき、修繕費の見積がその場で提示されることもなく、
署名を求められることもありませんでした。
そのため、
「退去トラブルってネットで見るほど多くないのかもしれない」
と、このときは正直思っていました。
ところが、その数日後。
管理会社から送られてきた精算書を見て驚くことになります。
請求額は 107,081円 でした。
最初に提示された退去費用
精算書の内訳は次の通りでした。
・清掃 33,000円
・キッチン清掃 2,001円
・CFシート 18,000円
・床補修 17,380円
・浴室鏡交換 18,000円
・LDKクロス 11,000円
・ロフトクロス 7,700円
合計 107,081円。
ただし、このうち 清掃費33,000円は会社負担だったため、
実際に確認する必要があった修繕費は 74,081円 でした。
すべての項目を交渉しない
今回は、最小限の労力で退去費用を下げることを意識しました。
すべての項目を細かく交渉することもできますが、それをやると時間も手間もかかります。
そこで、金額の大きい項目に絞って確認することにしました。
今回注目したのは次の項目です。
・CFシート 18,000円
・LDKクロス 11,000円
・ロフトクロス 7,700円
合計 36,700円。
一方、キッチン清掃 2,001円 は金額が小さかったため、この項目については特に交渉しませんでした。
クロスは減価償却がある
CFシートとクロスについては、比較的下げやすい項目だと考えていました。
理由は、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」です。
このガイドラインでは、クロス(壁紙)の耐用年数は 6年 とされています。
つまり、6年で価値がゼロになるという考え方です。
今回の部屋は
・前の入居者が 1年で退去
・自分が 3年間入居
合計 4年間使用されている状態でした。
そのため、
クロスは6年で価値がゼロになるため、すでに4年分は減価償却されているのではないでしょうか
という形で確認しました。
また、このとき 国土交通省のガイドラインという言葉を出しておくと、管理会社側もかなり慎重になります。
平米単価を確認した
見積を見たときに気になったのが、クロスやCFシートの費用です。
ただ、この見積には 施工面積(㎡)や単価 が記載されていませんでした。
クロス工事の場合、一般的には
㎡単価 × 面積
で費用が決まります。
そのため、
・施工する面積
・平米単価
・どの部分を張り替えるのか
を確認させてほしいと管理会社に伝えました。
また、このときあわせて
・入居時に新品だったかどうか
・実際に修繕が行われた場合の領収書
についても確認をお願いしました。
CFシートとクロスはすぐに減額
結果として、CFシートとクロス関連の費用はすぐに見直されました。
対象になったのは
・CFシート 18,000円
・LDKクロス 11,000円
・ロフトクロス 7,700円
合計 36,700円 の部分です。
この部分については減価償却を考慮した形で見直され、約7割が免除されました。
床補修と浴室鏡交換は根拠を確認
その後、床補修や浴室鏡交換の費用についても確認しました。
この2つの項目は、
・床補修 17,380円
・浴室鏡交換 18,000円
と比較的大きな金額でした。
ただ、これらについては 入居時の状態がどうだったのか が見積からは分かりませんでした。
原状回復の考え方では、借主に費用を請求する場合、
「借主の故意・過失によって発生した損傷であること」
を貸主側が説明できる必要があります。
そのため、
入居時に新品だったことや、借主の過失による損傷であることについて、貸主側の立証責任において証明をお願いします。
という形で確認しました。
具体的には、
・入居時の状態が分かる資料
・修繕履歴
・写真などの記録
があるかどうかを確認しました。
結果として、この2つの項目については明確な根拠が提示されず、請求から外れることになりました。
最終的な支払い
最終的に支払った金額は次の通りです。
・キッチン清掃 2,001円
・CFシート 5,400円
・LDKクロス 3,300円
・ロフトクロス 2,310円
合計 13,011円。
整理すると次の通りです。
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 最初の修繕費 | 74,081円 |
| 最終支払い | 13,011円 |
結果として、修繕費は大きく減額されました。
退去費用で借主が払う必要があるもの・ないもの
原状回復の考え方は、国土交通省の
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に整理されています。
簡単に言うと、
通常の生活による劣化 → 貸主負担
借主の故意・過失による破損 → 借主負担
という考え方です。
例えば次のようなケースです。
借主負担になりやすいもの
・タバコによるクロスのヤニ汚れ
・物をぶつけてできた大きな傷
・故意に壊した設備
貸主負担になりやすいもの
・通常の生活でついた軽い傷
・日焼けによるクロスの変色
・設備の経年劣化
また、クロス(壁紙)は 耐用年数6年 とされており、年数に応じて価値が減ると考えられています。
そのため、数年住んだ部屋のクロスを新品の費用で請求されるのは、基本的に合理的とは言えません。
まとめ
退去費用は、言われた通りに払うしかないものではありません。
見積の内容を確認し、必要であれば根拠を聞くだけでも金額が変わることがあります。
特に 1LDK程度の部屋で退去費用が2〜3万円を大きく超えている場合 は、見直しの余地があるケースも多いと思います。
もちろん、故意や過失で破損させてしまった場合は別ですが、通常の生活による劣化まで借主が負担する必要はありません。
退去費用の見積に違和感があれば、一度きちんと内容を確認してみることをおすすめします。
こうした退去費の経験もあり、私は最終的に賃貸ではなく住まいを購入する選択をしました。
→地方都市でマンションを買った理由|賃貸ではなく購入を選んだ背景 | 院卒エンジニアKの日常


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