
こんにちは、Kです。
首都圏から地方へ戻る節目で、家を買いました。
それも、地方都市の商業地ど真ん中に。
こんな人へ
・地方に戻るかどうか迷っている人
・賃貸と持ち家を「損得」だけで考えてしまっている人
・家賃補助がなくなるタイミングで、住まいを見直している社会人
この記事では
・首都圏生活から地方へ戻る節目で、拠点を設計した理由
・商業地ど真ん中に住むという選択の意味
・「賃貸vs持ち家」ではなく、拠点設計として住まいを考えたプロセス
を書いています。
いつかは家を買うと思っていた
いつかは家を買うと思っていた。
でもそれは、もっと余裕ができてからの話だと思っていた。
少なくとも、今ではないと。
僕はどちらかと言えば、慎重なほうだと思う。
勢いで大きな決断をするタイプではない。
だからこそ、家を買うのは
「人生がある程度固まってから」だと
どこかで決めつけていた。
気づけば、結婚をして、第一子も生まれた。
仕事も大きく変わる予定はない。
それでも、どこかで
「まだ早い」と思い続けていた。
今はまだ首都圏で暮らしている。
数か月後、この街を離れる予定だ。
地方都市でマンションを購入した。
それも、商業地ど真ん中の物件だ。
まだ住んでいない。
それでも、決断はもう済ませた。
家を買ったということは、
少なくとも今の仕事を続けるという前提を置くことでもある。
転職はできる。
選択肢がゼロになったわけではない。
でも、拠点を固定するということは、
覚悟の向きが少しだけ変わる。
これは、未来の暮らしを先に設計した話だ。
地方都市という前提
賃貸か持ち家か。
その議論は山ほどある。
でも多くは都会前提だと思っている。
流動性。
資産性。
価格変動。
どれも正しい。
ただ、僕の場合は前提が違った。
将来もこの地域で暮らす可能性が高い。
子育ても、この街で行う前提がある。
地方都市で中心部に住むという選択は、
郊外とはまったく別の生活設計になる。
地方では便利なエリアは限られている。
徒歩圏で生活が完結する場所は、実は数えるほどしかない。
「どこに住むか」は、
単なる家賃やローンの話ではない。
生活の前提そのものが変わる。
拠点をどう設計するか
住まいは単なる居住費ではなく、
人生の動線をどこに置くかという設計だと思っている。
今回選んだのは、商業地のど真ん中だ。
家から100メートル先に大きな商業施設がある。
スーパーも、飲食店も、病院も、役所も徒歩圏内。
地方は車社会だ。
車は一人一台と言われている都道府県でもある。
実際、今も休日は車で大型商業施設に行くことが多い。
そこまで遠いわけではない。
でも、往復で30分以上はかかっている。
たった30分。
でも、それが毎週積み重なる。
この「移動前提」の時間を、ほぼゼロにできる可能性がある。
それは、思っていた以上に強いと思った。
車の維持費もざっくり計算すると、
年間50万円前後はかかる。
もし手放せるなら、その固定費も時間も浮く。
地方でそれを試せる立地は、実はかなり限られている。
住む場所が変われば、
毎日の時間の使い方が変わる。
移動時間。
固定費。
生活の密度。
住まいは、コスト比較の問題というより
拠点設計の問題だと思った。
家賃補助という現実
決断を前倒しにした要素もある。
家賃補助がなくなるタイミングだった。
家賃補助がなくなることで、
改めて住まいのコスト構造を見直すことになった。
「補助があるからこの家に住んでいる」
という構造に、少しだけ違和感があった。
会社だけで人生を決めたくない。
そう思っているのに、
住まいは制度に引っ張られている。
拠点を持つということは、
その依存を一つ減らすことでもあった。
5000万円の重さ
価格は5000万円を軽く超えた。
地方都市としては、軽い買い物ではない。
契約書にサインしたとき、
考え抜いた結論のはずなのに、
気が少し重かった。
返しきれるのか。
妻とこの先数十年、ずっと良好な関係を続けられるのか。
不安がゼロだったと言えば、嘘になる。
逃げ道をひとつ、あえて自分で消した感覚もあった。
それでも、
・この地域で暮らす前提
・徒歩完結の生活動線
・車を持たない可能性
・拠点を固定する安心感
それらを並べると、
これは夢ではなく設計だと思えた。
金利については、今も検討中だ。
その話はまた別で書きたい。
賃貸の違和感
謎の更新料。
退去費用の曖昧さ。
説明はつく。
でも、完全に納得はできなかった。
過去にトラブルで嫌な思いをしたこともある。
なぜか。
「借主は弱い立場なんだ」と感じたからだ。
仲介の不動産屋にとって大切な客は、
貸主である物件のオーナー。
自分の家賃が、誰かの資産形成を手伝っている感覚。
もちろん、賃貸のほうが合理的な人もいる。
環境やフェーズによって正解は違う。
それでも、僕にとっては違和感が積み重なっていた。
それらをトータルで考えたとき、
賃貸ではなく購入を選んだ。
これは、転換点の記録
まだその暮らしは始まっていない。
数か月後、首都圏を離れる。
不安はある。
でも、後悔はない。
住まいは資産か負債か。
賃貸か持ち家か。
そういう比較も大事だ。
でも僕にとっては、
どこに根を張るか。
どこを拠点にするか。
その問いのほうが大きかった。
もし今、
「いつかは家を買う」と思いながら
先送りしている人がいるなら。
一度、コストではなく
拠点として考えてみてもいいのかもしれない。
正解は人それぞれだ。
僕にとって住まいは、
コスト比較ではなく、拠点設計だった。
自分の人生の前提を、
どこに置くかだ。



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