【体験談】激務でも男性育休は取れるのか?制度と空気のリアル

家庭・子育て

こんな人へ
・激務だけど、男性育休を本気で考えている人
・取りたい気持ちはあるが、職場の空気迷っている人

この記事を読むと
・激務環境でも育休を取るための現実的な視点が整理できます
・「制度があること」と「取れる空気があること」の違いが分かります
・短期の収入減と、長期の価値を冷静に比較できるようになります


こんにちは、Kです。
月残業平均40時間越えの職場で1か月間の男性育休を取りました。


激務でも男性育休は取れるのか?

結論から言うと、

環境が整っていれば、激務でも男性育休は取れる。

そして可能なら、取ったほうがいいと思っている。

ただし、一つだけ重要な前提がある。

「制度がある」ことと、

「取れる空気がある」ことは別だということ。

会社の就業規則に男性育休の記載があることと、

実際に取得を申し出たときにスムーズに通ることは、同じではない。

もしこの記事を管理職の方が読んでいるなら、

ぜひ「制度」だけでなく「取れる空気」を整えてほしい。

それがあるかどうかで、

部下の人生の選択肢は大きく変わる。


なぜ1ヶ月にしたのか?半年は取らなかった理由

私が取得したのは1ヶ月だった。

半年という選択肢も制度上はあったが、取らなかった。

理由は理想論ではなく、極めて現実的だ。

・周囲も1ヶ月取得が多かった

・妻が専業主婦だった

・1ヶ月なら実質休暇扱いで給与影響が小さい

・半年は休職扱いとなり、在籍率やボーナスに影響が出る

さらに、私は技術習得のための教育的出向の身でありながら、

一人の戦力として結果を求められている立場でもあった。

かなり馴染んではいたが、

ある意味では“居候”のような感覚もあった。

半年は現実的ではなかったし、

そこまで取りたいとも思わなかった。

理想を語るのは簡単だ。

だが私は、その時点での自分の立場で判断した。


周囲のリアルな反応

表立った批判はなかった。

時代は確実に変わりつつある。

男性育休に対して露骨な否定は、表では出にくい。

ただ、飲み会のような場では本音が漏れることもある。

「育休って甘えじゃないの?」

「男が育休って、何するの?」

そういう声が、まったくないわけではない。

だが、日ごろの信頼を積み重ね、良好な関係があったことで本気の批判はなかった。

世代間で価値観が違うのは自然なことだ。

ただ、自分はその“移り変わりの途中”に立っているのだと感じた。

もう一つ、正直に書く。

配慮からだと分かっているし、実際に感謝もしている。

それでも、仕事をやや過剰に減らされたことが少し寂しかった。

戦力から外された安心と、

わずかな喪失感。

まだ仕事を任されたい側の人間だからこそ、

そこに複雑な感情があった。

これは「楽になってラッキー」という話ではない。

キャリア意欲とのギャップは、確かに存在した。


短期の収入減 vs 長期の価値

育休中は残業代がない。

こういうとき、固定残業制の人を少し羨ましく思ったこともある。

収入だけで見れば、確実にマイナスだ。

だが、1ヶ月フルで育児に参加した経験は、

その後の関わり方を確実に変えた。

復帰後も、自然に育児に関われる。

「手伝う」ではなく、「当事者」でいられる。

育休は、その1ヶ月の制度ではない。

その後の10年を左右する時間だ。

子どものためだけではない。

夫婦関係を長期的に安定させるためにも、

育休には意味がある。

短期のわずかな収入減と引き換えに、家庭内の信頼を得る。

そして何より、二度とは戻らない子どもとの時間を手にする。

その価値は、想像以上に大きい。


半年は取らなかった。でも

私は半年は取らなかった。

当時の自分にとって、それが最適だった。

だが、もし次の機会があれば。

状況が整っていれば、

もっと長く取ることも考えるかもしれない。

選択は一度きりではない。

制度も、空気も、価値観も、

少しずつ変わっていく。

その中で、自分は何を優先するのか。

育休は、正解か不正解かの問題ではない。

人生のどこに軸を置くのかという問いだ。

そしてその問いに、

一度は正面から向き合ってみる価値は、きっとある。


制度があることと、取れる空気があることは別だ。
会社との距離感については、こちらでも書いている。
静かなる退職は正解か?会社に捧げない。でも手も抜かない働き方 | 院卒エンジニアKの日常

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